【第二章】高齢者とフレイル。「亜鉛不足」が引き起こす静かな連鎖。
〜親の「美味しくない」を、聞き流さないでほしい〜
※【第一章】傷の治りが遅い人へをまだお読みでない方は、こちらからどうぞ。 >>第一章を読む
「最近、食事が美味しくない」
「食欲がわかない」
「疲れやすくなった、体力が落ちた気がする」
こうした変化を「年のせい」と片付けていませんか。
その背景に、亜鉛不足が関係しているかもしれません。
フレイルとは何か
フレイルとは、加齢とともに心身の機能が低下し、健康と要介護の中間にある"虚弱"の状態を指します。
フレイルは突然やってくるものではありません。小さな変化が積み重なり、気づかないうちに進行していきます。
だからこそ、予防的な視点が何より重要です。
亜鉛は、年齢とともに不足しやすいミネラル

亜鉛は「SEXミネラル」とも呼ばれ、細胞分裂・免疫・ホルモン分泌・組織修復など、生命活動の根幹に関わる重要なミネラルです。
しかし亜鉛は、加齢による吸収率の低下・食事量や多様性の減少・慢性疾患や服薬の影響などによって、高齢者では特に不足しやすいことが知られています。
そしてこの亜鉛不足が、フレイルへと続く静かな連鎖を引き起こすことがあります。
「味がしない」は、小さなSOSかもしれない
亜鉛不足の代表的な症状のひとつが、味覚障害です。
「食事の味が薄く感じる」「何を食べても美味しくない」——こうした変化は、単なる好みの問題ではなく、身体からのサインである可能性があります。
味覚障害を、侮ってはいけません。その影響は、食卓の出来事にとどまりません。
味覚障害からフレイルへ——見えにくい連鎖
① 食事が美味しくない → 食欲が低下する
食べる喜びが失われると、自然と食事量が減ります。
② 食欲低下 → タンパク質・栄養が不足する
タンパク質は筋肉だけでなく、消化酵素・消化液の材料でもあります。不足すると消化機能そのものが低下し、さらに栄養が吸収されにくくなるという悪循環に陥ります。
③ 栄養不足 → 活動量・筋力が低下する
エネルギーも気力も落ち、動くことが億劫になります。活動量が減れば筋力はさらに衰え、外出や社会参加も減っていきます。
④ 活動量低下 → 寝ている時間が増える → 褥瘡のリスク
長時間同じ体勢でいることで、**褥瘡(床ずれ)**のリスクが高まります。褥瘡そのものも亜鉛不足と深く関係しており、一部の医療機関では褥瘡の治療・予防に亜鉛の摂取を取り入れています。
この連鎖の「入口」を防ぐことが、フレイル予防になる
味覚障害 → 食欲低下 → 栄養不足 → 筋力低下 → 活動量低下 → 寝たきり → 褥瘡
入口は「亜鉛不足」と「タンパク質不足」です。
ここに早めに気づき、補うことが、フレイル予防の具体的な一手になります。
食欲が落ちたときこそ、プロテインが力を発揮する
「食欲がない」「消化が弱くなった」という状態のとき、固形の食事を無理に増やすことは難しいものです。
そんなときに力を発揮するのが、**プロテイン(タンパク質補助食品)**です。
- 少量でも効率よくタンパク質を補える
- 消化への負担が比較的少ない
- 亜鉛・ビタミンを同時に摂取できる製品もある
食が細くなった方でも取り入れやすく、**「栄養を取り戻す入口」**として活用できます。
実際の声——吉村治療院での変化
弊社代表が院長を務める吉村治療院でも、高齢の患者さんにプロテインを取り入れていただいたところ、1ヶ月ほどで嬉しい変化が聞かれることがあります。
「声の張りが戻ってきた」 「家事が億劫でなくなった」 「足に力が入るようになった」
注目したいのは、これが体力だけでなく、気力の回復でもあるという点です。
栄養が満たされると、動く意欲が戻ってくる。動けるようになると、生活の質そのものが変わっていく。
これはデータではなく、現場で積み重ねてきたリアルな変化です。
MINAMOTOプロテインという選択
MINAMOTOプロテインシリーズは、高品質グラスフェッドホエイプロテイン・亜鉛・ビタミン群・海のミネラル・乳酸菌100億個などを配合した、"身体づくり" を考えたプロテインです。
成長期のお子さんだけでなく、「食が細くなってきた」「体力の衰えが気になる」高齢の方の土台づくりにも。
最後に——親の「美味しくない」を、聞き流さないでほしい。
お父さん、お母さんが
「最近、ごはんの味がしなくてね」 「食欲がなくて、あまり食べられないんだよ」
そう言っていたら——「年だから仕方ない」と思う前に、少しだけ立ち止まってみてください。
その言葉の裏で、フレイルへの入口が静かに口を開けているかもしれません。
気づいてからでは、取り戻すのに時間がかかります。 でも、気づいた今日から始めれば、必ず間に合います。
「何かしてあげたいけど、何をすればいいかわからない」
そんなとき、身体の材料を整えることは、今日からあなたの手で始められることです。
私が代表を務める株式会社LITA GROUPの企業理念は、
「日本人の平均寿命と健康寿命のギャップを埋めることに貢献する」
ことです。
日本人の平均寿命は世界トップクラス。しかし、自分らしく元気に生きられる「健康寿命」との差は、男性で約9年、女性で約12年と言われています。
その9年・12年を、できる限り「元気な時間」に変えていきたい。
治療院での施術を通じて、そして栄養という視点から、私はその理念を日々の現場で実践し続けています。
あなたの大切な人が、最後まで美味しく食べて、自分の足で歩き続けられるように。
その未来を一緒につくれたら、これほど嬉しいことはありません。
株式会社LITA GROUP 代表 / 吉村治療院 院長吉村大樹